『スケート』
先生:「一週間練習しただけで(1)これだけ滑れる(2)のは凄いわ。あなたがもう目を瞑ったまま滑ることが出来ることから、そう思ったわ。凄く素質(3)があるわね。」
生徒:「えっ、本当ですか?スケートは難しいのはもちろん、でも、私にとっては趣味です。趣味としてスケートを始めました。」
先生:「趣味として始めたにしては上出来ね。私の経験から言うと、一生懸命練習したら三回転ジャンプも出来るようになると思うわ。」
生徒:「本当ですか?オリンピックも夢じゃないということ(4)ですか?」
先生:「そうね…貴方のやる気によります。でも、あなたに才能があるというのは事実です。そこで、練習を増やしてもかまわないですか?」
生徒:「はい。私はスケートが大好きなので、練習を嫌いになるわけがないです!」
先生:「これから、毎日五時間練習しますよ。先生も毎日何時間も練習したものだわ。」
生徒:「はい、先生の生徒として頑張ります!暇さえあれば練習します!」
『家業』
山中:「お疲れ様です、太田さん。太田さん、弟さんがいるんですか?」
太田:「ええ。私にとって(1)大事な弟です。僕が家を出たばかりに(2)家業を継いでいるんです。」
山中:「家業というと?」
太田:「僕の家は居酒屋をやっている(3)んです。田舎にしては大きな居酒屋です。あの店舗をはじめ、5店舗を経営しています。」
山中:「このコロナの中…大変ですね。」
太田:「従業員一人に約7万を支払うとしたら、もう補助金だけではやっていけません。貯金さえも余裕(4)が無いみたいです。親族に助けを求めるにしても、限界があります。」
山中:「太田さん、心配ですね。どうされるんですか?」
太田:「長期間家に戻って手伝いをするとしたら、再び会社に戻ることは出来なくなります…。でも放っておけません。会社を長期間休むというより、辞めようと思います(5)。うん…辞めるしかありません。」
山中:「その話、皆に伝えてもかまわないですか?今日でも今日でなくてもいいですが。」
太田:「今日でいいですよ、ちょうど今日皆に伝えようと思っていました。」
山中:「ねえ、皆さん!太田さん会社を辞めるんだって。実家の居酒屋が大変だって。」
同僚:「え!ショックです…そう聞いて初めて心細くなりました。社長はそれを許すでしょうか?」
太田:「急な話であると言うのは事実ですが、社長は思いやりを持っている人なので許さないわけがないです!社長には色々な相談をしたものです。」
山中:「そうですね。快く辞めさせてくれるでしょう。」
太田:「皆さん、今までありがとう!皆さんのことはもちろん、一緒に頑張ってきたことを忘れません!これからも頑張ってくださいね。」
同僚:「太田さんも頑張ってきてください!」
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